2021年からの中期テーマは【ニューノーマル時代の美容室づくり】です!
皆様、新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
こちらのページは2021年も引き続きDIYで細々と運営いたします。
2020年はなんといっても新型コロナウィルスのパンデミックにすべてが巻き込まれた年となりました。
日々の報道では、自粛警察が出動したり、命と経済を天秤にかけるという図式で議論が展開されたり、緊急事態宣言が出たりでなかったり、やっぱり出たり、従ったり従わなかったりなどなど、だれも正解がわからない中でおのおのの正義がぶつかる様というか、そういうものが絶えず流れ続けており、いろいろと考えさせられる1年でした。
美容業界への影響も大きく、特に首都圏の美容室はまだまだ厳しい状況が続いていると伺っております。関連業界ではネイルサロンの倒産件数が過去最多となるなど、さらに厳しいようです。
しかし、美容室においてはコロナ禍のおかげで再確認できたプラスの側面もあります。
それはなんといっても生活必需品であること!
リクルート社さんの調べでは、美容関連企業の中でもっともお客様の戻りが早く、売上の回復が早い業態が美容室だったそうです。
この年末も過去最高の売上をたたき出されたサロン様もありました。まさにコロナに強い美容業界ですね!
そのほかにも、健康意識の高まりによる物販販売チャンスの広がりや、業界がもともと持っていた公衆衛生力の価値向上など、新たな可能性を感じた年でもありました。
ニューノーマル時代の美容室づくり
しかし、一方で持ち越している課題が多いのも事実です。並べるとこんな感じでしょうか。
このような課題に立ち向かうべく、2020年までの3年間は【人生100年時代の美容室づくり】というテーマのもと、『人時生産性の向上』『レアカード化』『ダイバーシティ』という3つのキーワードを軸にご提案をさせて頂きました。
これからの時代もこの3つはとても重要だと思っています。
しかし、新型コロナによって100年に一度という変革の時代を迎え、新たな気持ちで活動すべく新たな活動テーマを設定いたしました。
それが【ニューノーマル時代の美容室づくり】です。
ニューノーマルとは新しい常態・常識という意味で、時代の変革期によく持ち出される言葉です。ベタ目ではありますが、時代が変わる!そんな空気が満載です。
時代が変わるときは、新しいものが生まれるというよりは今まで兆しがあったものが一気に加速するのが特徴です。
テレワークの強制的推進なんかがわかりやすい事例でしょうか。これによってZoomの利用者が一気に3億人を超えたとの報道もありました。セキュリティがどうのといううわさもありますが、弊社も結局使っています。
オンラインセミナーも完全に一般化し、私自身の開催数も受講数も過去最多となりました。本当に便利です。
また、業界内のパワーバランスが変化するときでもあります。前時代の覇者が力を失い、新興勢力が一気に成長し、順位が入れ替わることもよく起こるそうです。
例えば自動車のEVシフト。複雑な内燃機関が不要になることで製造に参入する企業、自動運転などITの技術を駆使して参入する企業などプレイヤーが一気に増えます。
昨年テスラ社の時価総額が業界1位となりました。もちろん販売台数や年商が1位になったわけではありませんが、世の中の期待値がどこに向いているかを示すよい例だと思います。
PSAとFCAが合併するなど、既存の自動車メーカーの再編も進んでいくようです。
古いシトロエンが好きな昭和生まれの私からするとなんだかさみしい気もします。しかしそんな『昭和ノスタルジィ』や『平成の失われた30年』に思いをはせている暇はありません!
われらが美容業界に起こるニューノーマルの兆しをしっかりと掴み、進化していきましょう!
変わること、変えること、そして変えないこと
変化の時代に大事なことは『変わることをよく見て、変えることを恐れず、それでも変えてはいけないことを決めること』だと誰かが言っていたかは知りませんが、私はそう思っています。
それでは自社にとって、変わること、変えること、変えないこと、とはいったいなんでしょう?
理念や信念、企業文化などは変えないものとして磨きつつも、もしかしたらそれ以外のことは変えるべきことかもしれません。ニューノーマル時代ですから!
そんなお話を新年最初のご提案として、営業メンバーがお話に上がっていると思います。
ちょっとWEBで発信するには気が引ける内容ですので、ぜひ直接お話を聞いてみてくださいませ。
少しだけお話しすると、、、
日本の大手企業の雇用もジョブ型へ移行の波が広がりつつある中、業界でもフリーランスや働くママが活躍する美容室、出資を受けて高速展開する美容室など様々な取り組みがクローズアップされております。
雇用される側の美容師として自身のキャリアアップを考えたとき、選択肢は史上最多です。
また、SNSの広告機能や投げ銭機能の強化により、個の時代のイメージが益々強くなる傾向です。
人材が商品であり、教育産業といわれてきた美容業界において、これから何を目指して、どのような組織創りをし、どのようなビジネスモデルで勝負していくのがよいでしょうか?
正解はありませんが、いろいろな事例から考えたモデルケースや教育のご支援をご提案しますので、是非ご一緒に取り組みましょう!
というような内容です。
大きなお世話だ!という部分もおありかと存じますが、どうぞお時間を少しお取りいただけますと幸いでございます。
持越し課題についても少々
前半に少しお話した課題についても触れておきます。
黒字で書いてある【オーバーストア】【美容学校生減少】【人口減少】は祈りましょう。一旦後回しです。
赤字の【離職・求人難】【人時生産性向上】【労働環境整備】【老後2000万円問題】は取り組むべき課題です。ぜひご一緒にがんばりましょう。
特に【人時生産性向上】はアキレス腱ともいうべき課題だと思います。
これが解決すれば、雇用の安定も環境整備もかないます。最も力を入れていきます。
そして個人的には【老後2000万円問題】も捨て置けません。やっとかないとヤバいです。というか、早めに向き合い取り組むほど楽になります。
資産運用も絡む話のため問題提起にとどめ、素人の見解を公にするのは控えさせていただきますが、セミナーなど何らかの形でお役立てできるようにしたいです。
だって大事ですもん。
最後に、今年のルフトフォーラムはオンラインで開催致します。テーマや課題にぴったりだと思う講師様を分野ごとにお一方だけ選びまして、ただ今オファー中です。
どうぞお楽しみに。
それでは本年もどうぞよろしくお願いいたします!
このブログも今年最後の更新とならないように頑張ります!